貴金属の査定に欠かすことができない刻印。ここでは、金・プラチナ・シルバーのジュエリーなどに打刻されている「刻印」についてご紹介します!

金・プラチナの刻印について

最近、質屋や買取店などでも金・プラチナを扱う機会が多くなりました。
インターネットやチラシなどでも、取引価格を簡単に知ることができ、価格競争になっておりますが・・・
金やプラチナにもいろんな種類があることをご存知ですか?
では、皆さんは、ご自分がお持ちの貴金属はどのくらいの値段になるか、ご存知ですか?
ここでは、ジュエリーなどに打刻されている「刻印」についてご説明いたします。

「金・プラチナを見分ける比重検査」の方法についてはこちらをご覧ください。

刻印って?

刻印とは、指輪やネックレスなどの貴金属製品に打たれている、製品の情報を示すマークです。
刻印には、金性(金やプラチナ等がどのくらい含まれているか)を示す刻印、ブランドの刻印、ダイヤモンドやサファイヤ・ルビーなどの色石の石目(サイズ)の刻印など、様々な種類があります。
この刻印は必ず表示しなければいけないという義務はありませんが、刻印で嘘の表示をすると詐欺罪、となってしまいます。
そのため、我々質屋や、買取店、リサイクルショップなどで査定する際には、必ずこれらの刻印を確認します。

もちろん、刻印のない貴金属製品も存在します。
その場合には、見た目、比重検査、試金石検査など、様々な検査を用いて金性を推測しながら査定を行います。

プラチナ・ダイヤの指輪
18金・ルビー・ダイヤの指輪
プラチナ・ダイヤの指輪
プラチナ・ダイヤのネックレス
18金喜平のネックレス
14金のネックレス
シルバー925の指輪
シルバー950のケース

金・プラチナの刻印の種類

金の刻印

K24/1000 24金(金100%、純金)
K20/835 20金(金83.5%)
K18/750 18金(金75.0%)
K14/585 14金(金58.5%)

金は柔らかく、そのままでは加工品には向かないため、金以外の金属を混ぜて加工品に適した固さに調整してから加工します。その割合により24金・18金・14金などと呼ばれ、例えば、金を75%使用した場合は18金と呼ばれ、一般的に「K18」「750」という刻印が使われます。

金以外の金属には、一般的に銅や銀、パラジウムなどが使用され、例えば銀60%+銅40%の場合は黄色っぽくなるなど、それぞれの割合により色合いが変わります。
色々な呼び名がありますが、イエローゴールド(YG)、ホワイトゴールド(WG)、ピンクゴールド(PG)が一般的でしょう。

まれに「18KT」というものもありますが、KTはカラットという単位で、K18と同等の意味です。
よく似ていますが、「18K」は昔に東南アジアあたりで作られた製品に多く見られ、特徴として10金~14金相当の金しか含んでいないことがあるので、注意が必要です。

プラチナの刻印

Pt1000 プラチナ100%
Pt950 プラチナ(95.0%)
Pt900 プラチナ(90.0%)
Pt850/Pt プラチナ(85.0%)

金と同じように、プラチナの場合も強度を保つために、銀やパラジウムなどの金属を混ぜて使用します。
一般的にはプラチナの含有率が85%以上のものをジュエリーで使用します。

現在は「Pt950」のようにプラチナ=「Pt」と表していますが、昔はプラチナ=「Pm」と表記していました。
「Pm」のみの表記の場合は、プラチナ純度は「Pt850」相当となりますが、「Pt850」相当に満たない場合も比較的見受けられます。

シルバーの刻印

1000 シルバー(100%)
925 シルバー(92.5%)

「SILVER」のみの刻印の場合は、シルバー純度は「SILVER925」~「SILVER950」相当、「STERLING SILVER」は「SILVER925」相当となります。
また、刻印があっても、東南アジアあたりで作られたシルバー製品は、シルバー以外の素材が使われていることが多くあります。

メッキなどの刻印

GP Gold Plated、メッキ
GEP Gold Electro Plated、電気処理メッキ
GF Gold Filled、金張りメッキ
GR Gold Rolled、金張りメッキ

刻印の中には、「K18GP」や「K18GF」のようメッキを示す刻印がある場合があります。 これらの文字がある場合には、別の素材(たとえば鉄やタングステン)などに金やプラチナメッキを施している事になり、金・プラチナとしての価値はありません。

造幣局検査の証、ホールマーク

ホールマークとは、造幣局が貴金属製品に含まれる貴金属の純度検査を行い、認められたものだけにつけられるマークです。
いわば、日本の国のお墨付き、と言えるでしょう。
下に示すもの以外にいろいろな純度のバージョンがあります。

プラチナ950のホールマーク
750(18金)のホールマーク
シルバー925のホールマーク

本物?偽物?金性の刻印は100%信用できる?

結論から言うと、刻印があっても100%は信頼できません。
造幣局のホールマークがあっても、100%は信頼できません。

どういうこと??
と思われるかもしれませんが、要するに「素材と刻印が一致していない」のです。
例えば、10金相当の金(41.7%)しか含まれていないのに、「K24」の刻印が打ってあったり・・・

もちろん、正しく作られた製品はそんなことはありません。
しかし、これだけ金・プラチナが騒がれると、製品がだます目的で作られたり、それ以外にも時代背景や作られた国により、正確に刻印が打たれていない場合もあります。

じゃあ、どうやって見分けるの???

それは、もう経験です。(笑)

刻印の鮮明さ、打ってある位置、色、見た目、持った感じ、キズの付き方、メッキ感、比重検査、試金石検査など、毎日金・プラチナに触れていればこそわかる感覚で見抜くわけです。
ちなみに・・・

国内法では、金性の刻印に嘘を記すと詐欺罪が適用されます。
また、嘘の刻印と知りながら売却した場合も詐欺罪が適用されます。

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